今宵は満月。
子供に月を望遠鏡で見たいといわれて、暗くなってから外にでて、安物の望遠鏡(天体望遠鏡ではない)でのぞいてみた。バードウォッチング用のスポッティングスコープなので、視野に月を入れるのもピント合わせもたいへんだった。子供のころから夜空にあこがれながら、一度もまともな天体望遠鏡をもったことはない。大人になると、研究者や自称アマチュア天文学者くらいでないと、望遠鏡を持って出歩くのは恥ずかしい。それに街中だと、明るすぎたり、危険だったりと、意欲が失われがちだ。そんななかで、子供がみたいといっているからと、言い訳にして、思い切ってアパートの駐車場にでて観測したという次第。
最近読んだ本によれば、子供は疑問に思ったことがあると周りの大人になんでもたずねるが、大人になると、そんなことはあたりまえで済ましてしまうそうである。「問いかける」ことを、いつの頃からか忘れてしまったのだろう。夜空も含めた外界に対する好奇心、いつまでも持ち続けたい。
さて、拡大されて見える月に、9歳になる次女は、驚き感動していた。もう少しくらい、いい望遠鏡がほしいなとか、まずまず見れたからいいかと思いながら、ちょうどすぐちかくにある木星に望遠鏡を向けてみた。あまり期待しなかったが、やっとのことで合わせると、木星の縞までは見えないが、なんと、ななめ一列にならんでいる数個の惑星が見えた。これは、自分にとっても初めての体験。もしかしたら、望遠鏡内の反射か何かとも考えたが、確かにそれは衛星だった(後でウェブで確認)。
約400年前にガリレオが手作りの望遠鏡でのぞいて発見した木星の衛星。たくさんあるなかで大きい4個が「ガリレオ衛星」と呼ばれているらしい。これまで、「見えるはずがない」とか、「見れないに違いない」と思って見ようともしなかったことに気づかされたが、一方で初めて見るその光景に、なんともいえない感動を感じた。
このところ木星は、いつもだと一番明るいオオイヌ座のシリウスよりも明るく輝いている。今夜は、そのシリウスと、コイヌ座のプロキオンと、オリオン座ペテルギウスとで構成される「冬の大三角形」とあわせてちょうど「菱形」か「凧の形」をつくるような位置にあった。そして月は、その大きな菱形の左手にあり、夜空にのぼりかけたところ。
明るい月夜にもかかわらず、やけにたくさんの星が見えた。近年、天文ショーが続いて、天体望遠鏡を手に入れた人も多いはず。彗星は見れなかったけれど、ぜひこの機会に、木星をみてほしい。肉眼では難しいが、双眼鏡でなら木星の惑星が見えるかもしれない。明日ためしてみようと思う。
♪ 見上げてごらん
夜の星を...
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